網膜疾患|津市大江2丁目【ひがしやま瀬田眼科クリニック】|JR瀬田駅 車で8分|JR石山駅 車で12分

網膜疾患

網膜疾患とは

網膜とは、カメラに例えるとフィルムの部分に相当する部分です。網膜の代表的な病気には、糖尿病網膜症、網膜剥離(裂孔)、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症などがあります。なお当院ではレーザー治療が必要な網膜疾患の病気を認めた場合、レーザー治療を行っています。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは

糖尿病により網膜が障害される病気で、糖尿病の3大合併症の1つです。糖尿病により網膜の血管がダメージを受け、網膜血管の出血や異常な膜の出現、網膜剥離などを引き起こし、深刻な目の状態になることがあります。

初期には自覚症状が出にくいのが特徴です

糖尿病網膜症はある程度病気が進行すると症状が出てきますが、初期には自覚症状が出にくいのが特徴です。そのため糖尿病のある患者様は自覚症状がなくても、定期的に眼科で検診を受けるようにしてください。定期受診する間隔は糖尿病や目の状態により異なります。

日本人の失明原因の第2位です

糖尿病網膜症は日本人の失明原因の第2位といわれています。糖尿病網膜症の重症度は3つに分類され、病気の軽い方から、単純糖尿病網膜症、増殖前糖尿病網膜症、増殖糖尿病網膜症と別れています。初期では自覚症状を感じることはあまりありませんが、重症の場合失明につながる可能性もあります。

検査について

糖尿病網膜症に対する検査は、

  • 視力検査
  • 眼圧測定
  • 眼底検査(散瞳検査を行います※)
  • OCT検査  などを行います。

※散瞳検査(瞳孔を開いて詳細に眼底を診察する検査)では、検査後4~6時間は見えにくくなり運転ができなくなるため、ご自身によるお車での来院はお控えください。

治療について

糖尿病網膜症に対する治療は、一般的にレーザー治療や硝子体手術、硝子体内注射などがあります。診察では、経過観察または適切な治療法を網膜の状態で判断します。

網膜剥離(裂孔)

網膜剥離(裂孔)とは

カメラのフィルムに相当する網膜の一部が裂ける、または孔(穴)が開く病気です。初期症状としては、黒い点や糸くずが見える症状(飛蚊症)や視野の一部に光が見える症状(光視症)を認めることがあります。さらに病気が進行すると視野の一部が欠ける症状に気づく場合もあります。

検査について

網膜剥離(裂孔)に対する検査は、

  • 視力検査
  • 眼底検査(散瞳検査を行います※)
  • OCT検査  などを行います。

※散瞳検査(瞳孔を開いて詳細に眼底を診察する検査)では、検査後4~6時間は見えにくくなり運転ができなくなるため、ご自身によるお車での来院はお控えください。

治療について

病気が進行しないようレーザー治療で抑えられる可能性がある場合は、当院でレーザー治療を行います。これは主に裂けた部分の周辺にレーザーを照射することで、網膜がそれ以上剥がれないようにする治療です。一方で、レーザー治療をした場合でも病状が進行する場合があり、その場合は硝子体手術が必要となるため、適切な施設へご紹介いたします。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは

網膜の中心部分で直径1.5mmほどの範囲を黄斑といいますが、その部分が主に加齢に伴い障害される病気です。欧米では中途失明原因のトップであり、近年日本でも高齢化と生活の欧米化に伴い増えてきている病気です。

加齢黄斑変性の症状

  • 視力低下
  • 見たい所(中心部)が見えない
  • ゆがみ  などがあります。

片方の目に病気が出ていても、残りの視力が良い方の目で物を見ている場合、ご自身で病気に気付きにくい場合があります。少しでも気になる症状があれば、眼科での検査をおすすめします。

加齢黄斑変性の検査

加齢黄斑変性に対する検査は、

  • 視力検査
  • 眼底検査(散瞳検査を行います※)
  • OCT検査  などを行います。

※散瞳検査(瞳孔を開いて詳細に眼底を診察する検査)では、検査後4~6時間は見えにくくなり運転ができなくなるため、ご自身によるお車での来院はお控えください。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症とは

網膜にある血管(静脈)が閉塞してしまう病気です。閉塞する部位によって病名が異なります。網膜静脈の根元が閉塞していれば網膜中心静脈閉塞症と診断され、網膜全体に出血が現れます。一方、静脈の分枝が閉塞していれば網膜静脈分枝閉塞症と診断され、網膜の限られた部分に出血がみられます。なおこの疾患は、高血圧、糖尿病、動脈硬化といった全身の病気をお持ちの患者様に認められやすいと言われていますが、全身の病気がない方でも発症する可能性はあります。

網膜静脈閉塞症の症状

  • 急激な視力低下
  • 突然の視野狭窄(ものの見える範囲が狭くなる)
  • ゆがみ  などが見られます。

一方で、無症状の場合もあります。

網膜静脈閉塞症の合併症

硝子体出血(眼の中が出血)や血管新生緑内障などがあります。症状が落ち着いたとしても後から合併症が出る可能性があるため、継続的な定期検査が必要です。

検査について

網膜静脈閉塞症に対する検査は、

  • 視力検査
  • 眼圧測定
  • 眼底検査(散瞳検査を行います※)
  • OCT検査  などを行います。

※散瞳検査(瞳孔を開いて詳細に眼底を診察する検査)では、検査後4~6時間は見えにくくなり運転ができなくなるため、ご自身によるお車での来院はお控えください。

治療について

治療は、一般的にレーザー治療や硝子体手術、硝子体内注射などがあります。


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