緑内障|津市大江2丁目【ひがしやま瀬田眼科クリニック】|JR瀬田駅 車で8分|JR石山駅 車で12分

緑内障

緑内障とは

緑内障は、目の圧力(眼圧)で目の奥にある神経(視神経)がダメージを受けるため、見える範囲(視野)が狭くなる病気です。

40歳以上の20人に1人は緑内障

緑内障の有病率は40歳以上で5%を超えるといわれています。つまり40歳以上の20人に1人以上の方が発症していることになります。また、緑内障患者さんの約90%がご自身に緑内障があることに気づいていないことも報告されています。そのため、はっきりとした自覚症状がなくても、40歳を過ぎたら定期的に眼科で検査を受けることをお勧めします。

緑内障は日本人の失明原因の第1位です

日本人の失明原因の第1位は緑内障、第2位は糖尿病網膜症と報告されています。そのため、緑内障を早期発見することが重要です。

緑内障は気づきにくい病気です

緑内障は初期には気づかないことが多い病気です。そのため受診が遅れ、緑内障が進行していることも珍しくありません。また加齢ともに白内障や老眼など、他の病気もでてくるため、見えにくくても緑内障に気づかず発見が遅れることがあります。

一方、自覚症状はないものの、検診や人間ドッグで視神経の異常が見つかった(「視神経乳頭陥凹拡大」などと指摘される)のをきっかけに、緑内障と診断されるケースもあります。

緑内障は元に戻すことができない病気です

目の奥にある視神経は、一度ダメージを受けてしまうと元通りに戻すことはできません。放置のままの状態が続くと失明することもあります。そのため自己判断で治療を中断せず、定期的な受診と適切な治療が必要です。

日本人の緑内障について

緑内障には様々なタイプがあります。もちろん眼圧が高ければ緑内障を発症しやすいのですが、眼圧が正常であっても緑内障になる「正常眼圧緑内障」もあります。日本人の緑内障は、この正常眼圧緑内障が最も多いと言われています。そのため、眼圧が正常であっても、緑内障の可能性は否定できず注意が必要です。

なお緑内障には、眼痛や頭痛、吐き気などの症状がみられるタイプもありますが、ほとんどは初期段階で自覚症状がないタイプです。

検査について

緑内障に対する検査は、

これらの検査を総合的に判断して、緑内障の状態を判断します。

治療について

緑内障は眼圧によって視神経がダメージを受け、視野が狭くなっていく病気です。失われた視野は元に戻すことはできません。そのため、緑内障の治療は、眼圧を下げ、「緑内障の進行を遅らせる・抑える」ことを目的とします。

緑内障の治療は、一般的に①点眼治療(目薬)、②レーザー治療、③手術治療の3種類あります。まずは目薬による治療を行うことが多いです。目薬には作用が異なるものがたくさんあり、病状によっては複数の目薬で治療することもあります。
また当院では、目薬で効果が不十分な場合や、目薬の数を減らしたい場合などに、レーザー治療を併用することがあります。緑内障は眼圧のコントロールが非常に重要です。年齢や緑内障の進行度など、それぞれに応じた治療をご提案いたします。

当院での緑内障治療の特徴:痛みがほとんどないレーザー治療(マイクロパルスレーザー線維柱帯形成術)

当院では、痛みがほとんどない低侵襲レーザー治療(マイクロパルスレーザー線維柱帯形成術)を行っております。この治療法では、TOMEY社製IQ577レーザーというレーザー装置を使用します。治療効果には個人差がありますが、この治療法により少しでも緑内障の患者さんの負担を軽減できるよう取り組んでいます。

レーザー治療で眼圧が下がる理由

眼の中には、「房水」と呼ばれる水が流れており、この房水により眼圧は一定に保たれています。房水は「線維柱帯」と呼ばれる排水溝から目の外に排出されます。このレーザー治療では、排水溝に当たる線維柱帯にレーザー光線を当て、その部分の目詰まりを減らし、房水の流出量を増やすことで眼圧を下げます。

当院で採用したレーザー装置は、「マイクロパルス」という弱いレーザー光線で治療するため、線維柱帯の細胞を破壊せずに眼圧を下げます。組織を傷めない治療のため、従来の緑内障のレーザー治療よりも合併症が少なく、眼圧が再上昇しても何度でも追加治療が可能です。

レーザー治療はこのような患者さんにおすすめです

  • 緑内障の目薬の種類を減らしたい方
  • 緑内障の目薬で十分に眼圧が下がらない方
  • できるだけ手術を遅らせたい方
  • 緑内障の目薬で副作用が生じた方 など

レーザー治療の特徴

  • 外来で治療可能です(予約制となります)
  • 短時間で治療可能です(片眼につき約10分)
  • 痛みはほとんどありません
  • このレーザー治療では組織を破壊しないため、眼圧が再び上がっても、再度のレーザー治療が可能です

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