当院では、リジュセアミニ点眼液0.025%(低濃度アトロピン)を1日1回点眼することで、小児期における近視の進行を抑制する治療を行っております。
小児期の近視は、主に眼球が後ろに伸びるため、そのためピントがずれて生じるケースが多いです。また眼球は一度伸びてしまうと、元に戻ることはできません。そのため、眼球が伸びるのを抑制し、近視をできるだけ進行させないことが重要です。
近視がひどくなると、裸眼で生活がしにくくなるだけではありません。将来、回復不可能な視力喪失、網膜剥離、黄斑変性症など様々な病気に発展する可能性があります。したがって、大人になってからの眼に対するリスクを減らす意味でも、小児期における近視抑制が大切です。
リジュセアミニ点眼薬は、毎日1日1回就寝前に、1滴点眼するだけの近視進行抑制の治療法です。
本治療は、近視の進行を抑えることを目的としています。ただし、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありません。
この治療は保険適応外の自由診療です。保険診療および医療費助成制度は適応されません。
保険診療との併用ができないため後日に再度来院いただく必要がある場合がございます。
<ご注意>