当院では、マイオピン点眼薬を1日1回点眼することで、小児期における近視の進行を抑制する治療を行っております。
小児期の近視は、主に眼球が後ろに伸びるため、そのためピントがずれて生じるケースが多いです。また眼球は一度伸びてしまうと、元に戻ることはできません。そのため、眼球が伸びるのを抑制し、近視をできるだけ進行させないことが重要です。
近視がひどくなると、裸眼で生活がしにくくなるだけではありません。将来、回復不可能な視力喪失、網膜剥離、黄斑変性症など様々な病気に発展する可能性があります。したがって、大人になってからの眼に対するリスクを減らす意味でも、小児期における近視抑制が大切です。
マイオピン点眼薬は、毎日1日1回就寝前に、1滴点眼するだけの近視進行抑制の治療法です。
マイオピン点眼薬(0.01%アトロピン点眼薬)
・点眼方法 両眼1日1回 就寝前に点眼 (1カ月に1本使い切り)
※治療や点眼薬に関するご質問は、診察の際にお気軽にお尋ねください。
<ご注意>
近視進行抑制以外での診察は、別の日に受診していただきます。例えば定期検査の日に、花粉症も併せて診察、ということはできません。