ものを見るときに片目は正面を向いていても、もう片目が違う方向を向いている(ずれている)状態を指します。ずれている目の方向が外側なら外斜視、内側なら内斜視、上側なら上斜視、下側なら下斜視といいます。
目の位置のずれを認めますが、その他の症状として、ものが二重に見える、目が疲れる(眼精疲労)などを自覚する場合もあります。斜視の原因や程度、発症時期などによって症状は異なります。
先天的素因により単に両目のバランスがずれているだけのこともあれば、目を動かす筋肉や神経の異常、目の病気や全身の病気(糖尿病や高血圧など)など、様々な原因があります。また頭部の病気や外傷などによって急に斜視になるというケースもあります。最近ではスマートフォンの長時間使用と斜視の関連も報告されています。
院長は滋賀医科大学で約8年間斜視外来(専門外来)を担当し、在職中に斜視・小児眼科の責任者を担当しました。また斜視に関する多数の講演や学会発表、研究を行ってきました。
院長は、弱視・斜視を専門とする医師として、日本弱視斜視学会ホームページに掲載されています。
また、日本弱視斜視学会から賞を授与されています。
当クリニックではその経験を活かし、斜視の診療を行いたいと思います。
治療には眼鏡やプリズム、手術などがあります。斜視はタイプや原因によって治療法が異なるため、患者様に応じた適切な治療が重要です。
なお、手術が必要な患者様は状態に応じた医療機関へご紹介させていただきます。